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2018.10.19/イベント

「ツルネ ―風舞高校弓道部―」出演者舞台挨拶&特別編上映 “矢渡しの儀” レポートを公開!

2018年10月6日(土)、丸の内ピカデリーにてTVアニメ「ツルネ ―風舞高校弓道部―」出演者舞台挨拶&特別編上映“矢渡しの儀”が行われました。その模様をお届けします!

特別編の上映が終わり、観客がキャスト登場を待ち望む中、MCの呼び込みで鳴宮 湊役・上村祐翔さん、竹早静弥役・市川 蒼さん、山之内遼平役・鈴木崚汰さん、如月七緒役・矢野奨吾さんの4名が登壇しました。
 それぞれ一言ずつ挨拶があり、如月七緒を演じる矢野さんが作中に登場する挨拶「メッハー!」をポーズ付きで披露すると、キャスト陣、そして観客全員もポーズ付きで「メッハー!」と叫び、舞台挨拶がスタートしました。
 特別編について、劇場のスクリーンで一緒に観たかったとキャスト陣が残念がる中、上村さんが「かなり濃密な時間だったと思います」とコメントすると、市川さんが「音も映像も臨場感がありますよね」と話しました。空手をやっていたという鈴木さんは「こんな青春があったらいいなと思いました。空手も弓道も同じ武道として、凛とした雰囲気が通じるものがある」と話していました。また上村さんが「本編上映後ですが、PV、すごく良くないですか? とても気に入っていて、何回も再生しています」と再生数アップに貢献していると話すと会場から笑いが起こりました。

それぞれのキャラクターの紹介コーナーでは、鳴宮 湊について上村さんは「高校生ですごい肌が綺麗で、短髪が似合う。おでこがチャーミングですよね。弓道一筋なので、第一印象としてはすごくまっすぐな子。ブレないところはまさに矢のような子だなと思います」とコメント。主人公の湊は「早気(はやけ)」(※自分の意思に反して、「会」に至る前に矢を放ってしまう動作。弓道における深刻な病)という状態になっており苦悩するのですが、この日は客席にも多くの弓道経験者が来ており、早気を経験した人も多いようでした。

竹早静弥について市川さんは「泣きぼくろがチャームポイントで、普段は眼鏡をかけているんですが、弓道をやる時はコンタクトにして眼鏡を外すので、そのギャップも魅力じゃないかな。すごく柔らかい部分のある子だけれど、湊に関しては一直線」と話すと、上村さんは「後半の湊と静弥が絡むシーンで、(市川さんが)すごく楽しんで演じていた」とコメントしました。

山之内遼平について鈴木さんは「子犬のように人懐っこく明るくて素直な性格の子です。湊と静弥とは小学校時代の友人で、別の中学に通っていたんですが、高校生になってふたりと再会して一緒に弓道ができるというのが彼にとって大きいことなんです。でも……ちょっとバカなんですよね(笑)」と話しました。

如月七緒について矢野さんは、「軽い男の子に見えますが、親友のかっちゃん(小野木海斗)を制することがあったり、物事をすごく冷静に見ているんです。そういうギャップが魅力としてあって、ファンクラブができている理由なんじゃないかなと思います」とコメントしました。さらに、「メッハー」は一体どんな言葉なのか? という質問に矢野さんが「トルコ語でメルハバ(こんにちは)という単語があり、それを七緒なりに変えて言っている」と話しました。

海斗は絶対に「メッハー!」って言わないだろうね、とキャスト陣がコメントする中、小野木海斗役の石川界人さんによるメッセージビデオが上映されました。出だしから「メッハー!」と挨拶する石川さん。「一見強面でとっつきにくいキャラクターですが、弓道が大好き。好きが故にそのまっすぐさが仇となって素直になれない。高校生らしい葛藤を抱えているキャラクターでもあります。でも実はスポ根と熱い友情に弱いので、ちょっと“チョロいな”と思う部分がありますので、楽しみにしていてください」とコメントしました。さらに七緒と海斗の関係性について矢野さんは「猛獣使いじゃないですけど(笑)、海斗が素直になれないところとか、七緒が一番海斗のことをわかっているんです」と話しました。

アフレコ現場での様子については、鈴木さんが「賑やかな雰囲気ですね」と話すと、上村さんが「弓道について専門用語もあるので、みんなで学びながらやっています。学校みたいですね」とコメント。さらに上村さんは「僕は剣道をやっていたので、道場の独特の雰囲気。ああ、こういう感じだったなと思いながら演じていました」と語りました。鈴木さんは「僕も弓道についての知識はなかったので、収録前に見学をさせてもらって、どのような雰囲気なのか体感した上でアフレコに臨みました。一瞬一瞬にかける集中がすごく大切だなと感じました」と話しました。また市川さんがトミー先生を演じる鈴木勝美さんとアフレコ収録では隣の席でよく話しているというエピソードも明かされ、市川さんは「鈴木さんとお話するのすごく楽しいんですよ」と語りました。最近誕生日を迎えたという市川さんに対して、上村さんがいじる場面もあり、アフレコ現場の和気藹々とした雰囲気が伝わってきました。

ここでサプライズとして山村卓也監督からのお手紙も読まれました。「メッハー!」という出だしから始まり、「おでこが広い可愛い湊、陰があり何かを抱えている静弥、元気っ子の遼平、チャラい七緒、目つきが悪い海斗、イケメンだけどどこかおっさんくさい謎の男、マサさん。彼らの矢はみなさまの心に刺さりましたでしょうか? 弓道を通して彼らの青春はまだ始まったばかりです。これからも温かい目で見守っていただけると嬉しいです。どうぞ彼らを、風舞高校弓道部をよろしくお願いします」と手紙には綴られていました。上村さんは「先日、皆さんとご飯を食べに行く機会があり、そこで監督のお話を聞いて、この作品にかける強い想いを感じました」と話しました。

告知コーナーの最中には、打ち合わせをせずに靴下の色やシャツの色などキャスト陣がそれぞれキャラクターにまつわるカラーを取り入れてきたというエピソードが語られました。また11月14日(水)に発売となるOP主題歌「Naru」について、上村さんは「ラックライフさんとはゆかりがあるんですが、めちゃくちゃいい曲ですよね! OPの映像も楽しみにしていてください」と話しました。

フォトセッションでは、座って肩を組んで青春感のあるポーズ、そしてメッハーポーズを撮影しました。最後はキャストそれぞれから挨拶がありました。

矢野さん「劇場のアニメーションかと思うくらい綺麗な映像で、音楽も素敵です。“静”のスポーツという独特な世界観の中で、みんなの感情が織り混ざっていくところがこの作品の魅力だと思います」

鈴木さん「弓道の素晴らしさを伝えてくれる作品になっています。高校生の時にしか味わえなかった感情を身近に感じていただけたらなと思います」

市川さん「弓道を知らない方も、弓道を経験したことがある人も楽しんでもらえる作品になっています。風舞高校弓道部の彼らの青春の一射を最後まで見届けていただけたらと思います」

上村さん「本当に楽しい現場で、青春モノということもあって、一人一人の持っている体温、空気感をすごく大切にしています。僕は湊としていろんな葛藤や悩みを演じつつも、高校生らしいわちゃわちゃした感じもみんなのお芝居、空気感から受け取って、丁寧に演じています。本当に素敵な映像と音楽の作品なので、それに声をあてるというのは弓道の一射と同じようにすごく難しくて繊細なことなのですが、キャラクターたちに学びながら僕たちも頑張っています。これからいよいよTVアニメ『ツルネ ―風舞高校弓道部―』がスタートしますが、みなさんに応援していただいて、そのパワーを受け取って、それをまた皆さんに返せるように全力で頑張っていきます」

気になる放送は、10月21日(日)。NHK総合テレビにて24時10分から。関西地方は24時50分から放送開始です。放送まであと少し! ぜひ楽しみにしていてくださいね!